アパートのキッチン水栓でパッキンなどの消耗品は入居者の方が負担して修理する必要がある場合があります。

• 昨年入居。契約書によるとパッキンなどの消耗品は入居者様がご負担。
• 入居時から水が漏れていたような気がしていたが最近ひどくなった。
• 管理会社は対応してくれなかった、電話の対応があきらかに面倒くさそうだったので嫌になり自分で修理しようと思われたそうです。
• もし賃貸でなければハンドルごと交換修理をした方がいい状態でしたが、1年後に引っ越しされる予定があり、最低限の修理でもしばらくは問題なさそうだったので水漏れ箇所のパッキンのみの交換を希望されました。

基本的に入居される前に水道設備で水漏れがあればパッキン交換などされているはずです。
ただ入居前に全てのパッキンを新しく入れ替えるようなことは普通しないので何か問題があればまず契約書に記載されている管理会社に連絡をしてみてください。
ここで少し注意点があるのですが多くの場合は管理会社は平日の日中しか連絡がつかないこと、管理会社と契約した店舗の不動産会社が同じ会社でも部署が異なるため、約した店舗ではなく契約書記載の管理部門(大手の場合はさらにお住まいのエリアごとに管理部門が分かれています)に連絡してください。
入居してすぐの場合は管理会社側で対応してもらえる場合もあります。
仮に対応してもらえる場合でも費用は入居者様が負担するケースもあるので事前によく内容を把握することが重要です。

みなさま蛇口やパイプから水漏れがあればパッキンで簡単に修理できるのでは？と思われている方が結構多いです。実際はそんなこともないのですが、今回はそのパッキンの劣化についてご説明いたします。
パッキンは使用されている箇所にもよりますが常に水にさらされている箇所に使用されるので劣化すると脆くなり、黒いゴムパッキンの場合は溶け出したり、ちぎれてしまったりします。青いパッキンの場合はもろもろと崩れる感じで少しづつかけていく感じで劣化していきます。
特に今回のバルブの下からの水漏れの場合は三角パッキンというゴムパッキンの劣化で、特徴としては水を使用していなくてもバルブの下から常に水が漏れ続けます。この場合ゴムパッキンが溶け出すことで黒っぽい水が漏れることもあります。
ゴムパッキンの溶け出した水は一度服や肌に付着するとなかなか落とすことができないので厄介です。
もしご自身で蛇口のパッキン交換をされる際は必ずメーター横の元栓を閉めてください。わかる方は近くの止水栓を閉めてもいいのですが、長期間使用していない止水栓を回すと止水栓からも水漏れを起こす可能性があります。また知識が曖昧な状態でパッキン交換に臨むと、止水していないと外してはいけない部品を誤って外してしまい、ものすごい勢いで水が噴き出す可能性があるので蛇口のパッキン交換の際はご面倒ですが止水を推奨しています。
また、メーター横の止水バルブを閉めるさいはなるべくゆっくりと開閉とくに開ける際はゆっくりと開けてください。急激に開閉をすると給水管内の錆が剥がれ水漏れを起こしてしまったり、管内のゴミが給湯器に入って故障してしまうこともあります。給湯器の種類によっては断水すると特殊な操作をしないと復旧しないものもあるので少しでもご不安があるのであれば高額請求をしないキョウトスイスイのような普通の個人の水道業者に任せてしまった方がいいと思います。